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Ohana計画現スタジオの建築秘話(第五話)夢の設計図

公開日: : 最終更新日:2021/09/20 建築, 想い

おはようございます!
かやしまフォトスタジオOhanaの
打たれ弱く、褒められたら伸びるタイプの
カメラマン石井達也です

今日は過ごしやすい
お天気になりそうですね
色々ありますが、今、出来ることを
一生懸命やるだけですね

今日もあなたが
笑顔いっぱいの一日になりますように!

前回までのあらすじ
新しくスタジオを建てようと目論むも
暗礁に乗り上げる事態に!
そこで出会った建築家 守谷昌紀
ここでようやくOhana計画は
再び、前に進み始めるのでした

(第一話) 現スタジオを建てるまでの経緯

(第二話)スタジオ名の由来について

(第三話) 建築士に頼んでみた

(第四話)建築家 守谷昌紀氏との出会い

まず、現場や聞き取り調査が行われ
企画がプレゼンされます

僕の想いや考えを伝えていくのですが
敷居の高く感じる写真館をもっと気軽に
ちょっとセンスの良いお友達のお家に
遊びに来たというのが僕のコンセプトでした

そこで守谷さんからの提案された
プロジェクト名はこんなタイトルです
「ハレの日は出掛けよう。
  萱島のハッピーで
ナチュラルな写真館」

その後も打ち合わせをひたすらに重ねます
1回の打ち合わせに5時間はざらで
さらに終わった後に二人で呑みに行って
お互いの考えをぶつけ合います

僕のと打ち合わせ時間が
今までで最長と言われました
(いい意味なのか…悪い意味なのか…)笑

*現在はある程度固まった時点で
現場を進めながら定期的に打ち合わせを
していくようになったようです

色々な出たアイデアを実現する為に
さらにブラッシュアップしていきます

くつろげるにはどうするか
僕が新幹線でも映画館でも
すぐに靴を脱ぎたい人なので
これは土足禁止しかない!

お手洗いは現実的な空間になりやすいので
ピンクの壁にして
ヨーロッパの子供部屋をイメージした
感じにしたい!

ここに棚があって
物を取り出せた方が良い場合でも
来た人が違和感を感じるなら辞める

お客さんとお店と
分け隔ててしまう気がするから
受付カウンターは作らない
丸テーブルで届く距離にしたい

スタジオと実家の境目を
くるりと列柱を建て
風を光を通し、視線を遮り
スタジオに来られる方を
招き入れるイメージを作り出す

人が快適と感じる
階段の一段の高さや幅
ベンチの高さや肘置き
窓の高さや大きさ
そして、遊びごころ
などなど…

 

最初の計画の段階で
とある尊敬できる女性の方に
ひと言、相談した時に
「一番、大事なのはお客さん目線です」
と言われ、その時は
「そんなん当たり前やん」と
思ってたのですが
実際に進めていくと
どうしてもこちらのエゴが
出てしまう事に気づかされるのです
意地でもそれを排除する方向で行きました

それが結構、大変なんです、いやホント
最初にこの方のひと言がなければ
なかなか徹底して出来なかったと思います

そんな、たくさんのアイデアや夢を
建築家が現実のカタチへと
次々、導いてくれるのです

そして、
もっとも重要で大事な事があります
細かい部分が決まった時点で
最終的に決めなければならないのが
「予算にあわせる」事です

もちろん、妥協はしたくない
でも一番、現実的に厳しいのは
もちろん、お金です

建築で使うものひとつひとつを
リストにしてもらい
どれにお金をかけるか
どれにお金をかけなくていいか
それを決めていく作業が始まります

それをひたすら精査していく事で
自分に本当に大事なものが
見えてきます

僕がお客さんが心地よく過ごして頂くために
一番、外せなかったのは
スタジオの大きな窓とフローリングでした

窓は耐火ガラスで最大寸法がこれでした。
フローリングは合板ではなく無垢材
歩いた感触がまるで違う……ような気がします(笑)

そして、4社ほどに相見積もりをして頂き
ついに施工がスタートしたのでした

*守谷氏のホームページより抜粋

Kayashima Photo Studio Ohana

– ハレの日は出掛けよう。萱島のハッピーでナチュラルな写真館 –

2008年の2月、写真スタジオの新築計画がスタートした。
クライアントの想いを聞くうちに、考えるようになった。『写真は誰の為にある?』

環境
門真市は大阪と京都の中間に位置し、東には生駒山を望む。
その北端に京阪萱島駅はある。駅から住宅地の路地を抜け、
3分程のところにOhanaはある。

Plan
1階のレセプションは、対面式カウンターでなく
「センスの良い知人宅のリビング」と設定した。
正面の扉はロゴカラーの黄色をつかい、丸窓をあける。
小さな子供がのぞきたくなるよう考えたものである。

2階のスタジオは天井高3.5mを確保し、自然光でも撮影できるよう、
様々な形の窓をあけた。撮影に必要な光、背景としてのデザイン、
子供の遊び心をくすぐる。この3つのバランスを考えながら配置された。

南面の大開口とベンチは、孫や子供を見守る家族、
肘を掛けて外を眺める被写体、お茶を飲むスタッフ、
と色々な場面を想像し、慎重に位置や高さを決めたものである。

ハレの日には
建物は出来る限りセットバックし、前庭を確保した。
その西側に楕円を描く列柱を建て、背面にある住宅との境界とする。
天気の良い日には、外部スタジオとなるよう計画したもので、
互いの視線を緩やかに遮り、来訪者を抱くような形態をイメージした。

写真スタジオは、ハレの日に訪れるもの。
折角の晴れ姿は、出来るだけ皆に見て欲しい。
よってレセプションとスタジオをつなぐ動線は、
特に街へ開いた。お宮参り、七五三、成人式、それを見守る家族。
それを見かけるだけで、頬が緩むものだ。

ハレの日には出かけよう。
全ては、そんな場になって欲しいという願いからである。

誰の為
このデジタルカメラ全盛の時代に、
写真スタジオでしか感じられないものがあると思う。
扱うのは写真だけでなく、時間、体験、空間、全てなのだと。
写真家であるクライアントの名刺にはこうある。

「happyでnaturalな写真を写します」

写真スタジオの可能性を共に模索し、たどり着いたのがOhana。
「Ohana(オハナ)」とは、ハワイの言葉で「家族」や「仲間」を意味する。
当初抱いた問いの答え、そのものだったと思うのである。

ちなみに元のホームページには
平面図も載ってます

こうして現場は進んでいったのでした

 

詳しくは こちら
守谷氏のブログ
Ohana現場日記に載ってますので
興味ある方は覗いてみて下さいね

 

次回、いよいよ完成!(9/20更新

 

守谷氏のYoutubeでOhanaが紹介されています
僕もインタビューを受けてますが
後から観たら恥ずかしいです
観てほしいけど、観てほしくない
そんな複雑なおっさんゴコロ…(笑)

 

 

 

 

 


Ohanaの七五三予約 絶賛 撮影中
 ご予約は 072-881-5860まで

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