新たなる場所へ～新しいスタジオOhanaの場所を求めて

おはようございます
かやしまフォトスタジオOhanaの
笑顔大好きカメラマン 石井達也です

昨日はすごい風が吹き荒れてましたね
今日は過ごしやすい1日になりますように！

前回までのあらすじ
そんなわけで　
大阪府の計画で
スタジオの横の道路を
大きくする（32ｍ）らしく
スタジオを引っ越さなければ
ならなくなりました…とほほ

仕事を続けていくには
物理的にある程度の広さが必要ですが
代替え地などもあるはずもなく

そもそも今のように駅の近くで
空いている土地なんてありませんし
万が一あったとしても補償金で
買えるような金額ではありません

萱島の地で創業50年ですが
寂しいけれど離れる事になるのか
廃業するのか…

中々、思うようには
見つかりませんでした

しかし、次の場所が見つからなければ
仕事ができず、
生活もしていけなくなります

大阪府と収用契約してしまえば
1年ほどで更地にして
退去しなければならないので
契約もできません

まわりがどんどん更地になっていく中
「なんで契約しないんですか？
契約しないと家屋や土地の価値が下がって
益々、補償金は減っていくのは了承して下さい」
と府の担当者から急かされます

さらに、心無い人からは
「補償金、目当てにごねている」とまで言われます

そんな中、奇跡が起こります！

すぐ近くに1人暮らしの
遠縁のおばあちゃんが
施設に入るので
土地を譲ってもいいよと
おっしゃって下さいました
感謝しかありません

これでなんとか！と喜びましたが
その後、色々とハプニングがあり
そうそう思うように行かないと言う…ｗ

まず土地の登記してある
測量図なのですが
昔の事なので割とよくあるらしいのですが
実際には隣の建物の一部が
敷地に入っている為
境界50cm幅をお隣さんに
分筆してからということになりました

そうこうしている間に
施設に入院されている
おばあちゃんが認知症になり
法定後見人制度で
財産を管理するため
弁護士さんが入る事になります

ただ、その前に
うちに土地を譲る事を
動画で残していて下さっていたようで
なんとか、なりましたが
家屋調査士が入り
正当な価値を調査するために
そこからまた半年以上かかりました
なんでそんなにかかんねん？！

そうこうして時が過ぎ
全てが済んで契約寸前になった時
おばあちゃんが他界されました

昔、うちの娘が産まれた頃、
挨拶がてら、3人でお邪魔した時に
すごく歓迎してくれた姿を
今でも思い出します

僕が小さい頃
何度か遊びに行ったりもしていました
煙草屋さんをされていて
受付(?)の窓からお菓子をもらったのが
なんだか特別な感じがして
今でもなんとなく覚えています

そんな想いの詰まった場所に
人生の岐路となる
新たなスタジオを建てる事ができて
本当に感慨深いものがありますし
感謝の気持ちでいっぱいです

こうして　ひとつひとつ
乗り越えて
明日へ進むしかないのです

辛い時にいつも思い出す
昔、読んだ漫画のセリフがあります
それが　これ

人生、こういうものかも(笑)

instagramやってます
Ohanaのかわいい写真がいっぱいなので
良かったら見てみて下さいね